泉質の違いを理解して自分にあったお風呂を探す

温泉等の泉質表記は好き勝手表記できるわけではなく、環境省の定める温泉法に基づく厳しい基準があり、もちろん曖昧な表現や思わせぶりな表現は禁止されています。
泉質はそれぞれ異なる特徴を持ちます。また、2つ3つと複数の泉質を持つ温泉も少なくありません。環境省「温泉の保護と利用」

 単純温泉

ほかの泉質のような特出した効能成分がみられない泉質
入浴時の刺激が優しくて小さなお子様からご高齢の家族まで安心して入浴することができ、お肌の弱い方なども湯あたりを起こしにくい温泉です。

 アルカリ性単純温泉

入浴時の刺激が優しくて湯あたりを起こしにくい単純泉
その中でもアルカリ性の湯は温泉特有のぬめり気を感じやすい特徴を持ち、お肌の不要な角質をとる働きがあることから『美人の湯・美肌の湯』と呼ばれます。

 塩化物泉

塩分が主成分で海水のような塩辛く無色透明な水質
湯冷めしにくく体の芯まで温まる『熱の湯』、塩分の殺菌効果による『傷の湯』、さらには『子宝の湯』として親しまれ、切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病の改善効果が期待できます。

 炭酸水素塩泉

最高の美肌泉質で別名「重曹泉」とも呼ばれ、入浴したら瞬く間に肌がツルツルするのがわかるほど。
肌の不要な角質や毛穴汚れ除去効果があり、入浴後は皮膚表面からの水分の発散が盛んになる清涼感も特徴、主に皮膚表面のトラブルへの効能が期待されます。入浴後の保湿剤は忘れずに。

 硫酸塩泉

動脈硬化症への効果と鎮静作用や血圧降下作用から『脳卒中の湯』
切り傷や火傷などに効くことから『傷の湯』、肌の脂分を整える働きから『美肌の湯』とも呼ばれます。入浴後も肌のしっとり感が継続されて湯冷めもしにくい特徴も持ちます。

 二酸化炭素泉

二酸化炭素(炭酸ガス)を含み、特にスーパー銭湯で大人気の『炭酸泉』の天然版として大変珍しい & 貴重な温泉
高血圧や動脈硬化への効果が期待される『心臓の湯』と呼ばれ、単純温泉に次ぐ湯あたりにしにくさと、飲泉では慢性消化器病、慢性便秘の改善効果も期待できます。

 含鉄泉

鉄分を含む温泉で、源泉は無色透明ながら湯船までの通過過程により鉄分が酸化し茶褐色になる「にごり湯」が一般的
特に冷え性改善に期待できるほか、月経障害や飲泉により貧血に効きます。鉄分不足による体質不全が懸念される更年期障害にも良いと考えられています。

 硫黄泉

好みのわかれる独特な臭いがする最も温泉らしい温泉
気温条件などにより温泉の変色がみられことも多く、『生活習慣病の湯』として高血糖、動脈硬化、高血圧などへの効能が期待されます。金属を酸化させて黒色にしてしまう力もあるのでアクセサリー類には要注意です!

 酸性泉

草津温泉では1円玉も溶けてなくなるというほどの酸性泉!
殺菌力が強く「慢性皮膚病」専用泉ともいえ、しぶとい水虫にも効果が期待できます。肌の角質を残すため入浴前に身体は洗わずに、肌荒れ防止のため入浴後に温泉成分を洗い流す方法が推奨されます。「湯あたり」は強いので敏感肌の方は特に注意が必要です。

 放射能泉

ラジウム温泉と呼ばれることもあります。
入浴による痛風・慢性胆のう炎・胆石症への適応症が認められる唯一の泉質から『痛風の湯』と呼ばれ重宝されており、「二酸化炭素泉」「含鉄泉」とともにとっても珍しい泉質です。

 冷鉱泉

源泉が冷たい(25℃未満)未満の温泉
ただの湧き水や地下水とは異なり、しっかりと温泉成分が含まれているので、源泉温度さえ高ければ『温泉』と名乗ることができる水質です。

 泉質未確認

自家源泉または運び湯による天然温泉ですが、正確な泉質は未確認です。(一部人工温泉や温泉以外を用いた湯船を含む場合もあります)

 人工温泉

厚生労働省が「薬効がある」と認めた天然鉱物由来のミネラルを含む薬剤や鉱石をお湯に加えた湯で『準天然温泉』とも称されます。
市販の入浴剤での再現は困難であり、人工温泉と入浴剤はまったくの別物です。

 温泉ではない

天然温泉や人工温泉には該当しない湯ですが、お家とは異なる環境・風情・大きな湯船につかれば日頃の疲れも乱れもしっかり整えることができそうです。

 特定できない

天然温泉や人工温泉、またはそれ以外の湯かを正確に判断できる情報がありません。
お家とは異なる環境・風情・大きな湯船につかれば日頃の疲れも乱れもしっかり整えることができそうです。

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